山形県の自動車教習所に合宿で通っていた教習生に麻疹の感染が報告され、感染が拡大する可能性があり、山形県が注意喚起しています。
麻疹は国内の26~39歳の人たちが、ワクチンの予防接種を2回受けていない世代となり、この世代に感染が広がると一気に大流行する可能性もあります。
この世代は、国際的に2回の接種が推奨されていますが、1回しか受けてない人が多く、中には0回(一回も予防接種を受けていない)という人もおり、非常にリスクが高い世代です。
また、今回のように自動車教習所に通うような10~20代も麻疹の予防接種率は90%と言われており、10%近くが2回の接種を受けていないと言われています。

麻疹は「空気感染(飛沫核感染)」もしてしまいますし、インフルエンザよりも感染力が強いと言われています。

また、麻疹発症後に免疫力の低下が著しく、肺炎や脳炎といった合併症を起こしやすいのも特徴です。

手洗い、マスクでも万全とは言えませんが、有効な予防策の一つではあります。
感染症で重要なことは、リスクを減らす予防策を組み合わせて、継続していくことです。

・しっかりとした(感染症に関する)知識
・高い意識(うつる“かも”しれない、うつす”かも”しれない)
・できる対策(手洗い、マスクetc)

を継続することが重要です。

 

<はしか>山形の教習所中心に感染広がる

山形県置賜地方の自動車教習所に通っていた10~20代の男女を中心に、はしかの感染が広がっている。21日までに発症が確認されたのは計7人。教習所には各地から合宿参加者が集まっていたこともあり、発症者は県内にとどまらず、宮城、埼玉両県に帰宅した後に発症した例もある。山形県は21日、県庁で緊急の連絡会議を開き、注意喚起の徹底を確認した。

 連絡会議での報告によると、県内ではしかの発症が確認されたのは7年ぶりとなる。

 最初の発症者は横浜市の20代男性。インドネシアのバリ島から帰国後、2日から教習所に通い、9日にはしかと診断されたという。

 その後、同時期に教習所に通っていた県内の男性3人と宮城、埼玉両県の女性2人、さらに横浜市の男性が宿泊していた施設の40代男性従業員の感染が確認された。

 はしかの潜伏期間はおおむね10~14日間。初期症状は発熱やせき、鼻水で、風邪と似ている。多くの人は予防接種や過去の罹患(りかん)により免疫を持っているが、免疫がない人に対する感染力は非常に強いという。

 二次感染した6人から、さらに感染が拡大した場合、発症は24~27日ごろになるとみられる。潜伏期間中に公共交通を利用した人もいるため、県は乗車時刻などの情報を公表し、注意を呼び掛けている。

 県健康福祉部の斎藤真幸次長は「疑わしい場合は医療機関に連絡をしてから早期に受診してほしい。空気感染をするので公共交通の利用は控えてほしい」と話す。