あらゆる抗生物質が効かない「スーパー耐性菌」の感染が
アメリカではじめて感染が認められたと
CDCP(米疾病管理予防センター)が発表しました。

すでに、カナダや中国では感染が確認されていましたが、
アメリカで感染が確認されたのは、今回が初めてとなります。

この「スーパー耐性菌」に関しては、詳しいことは分かっておりませんが、
感染した2人に1人が死亡する(致死率50%)可能性があるというレポートもあり、
大変注意が必要です。

あらゆる抗生物質に効かない「スーパー耐性菌」だけでなく、
複数の抗生物質に効かない菌(多剤耐性菌)の感染では、
アメリカ国内だけでも、年に200万人が感染し、少なくとも2万3000人が死亡していると言われています。

スーパー耐性菌について、詳しい調査や研究の発表が待たれます。

 

あらゆる抗生物質が効かない「スーパー耐性菌」、米国で初の感染例

[26日 ロイター] – 米疾病管理予防センター(CDCP)は26日、知られている抗生物質すべてに耐性を示す細菌への国内初の感染症例を報告し、この「スーパー耐性菌」が広がれば、深刻な危険をもたらしかねないと重大な懸念を示した。

トーマス・フリーデンCDCP所長はワシントンのナショナル・プレス・クラブでの講演で「ポスト抗生物質の世界に突入するリスクがある」と語った。

所長によると、ペンシルバニア州に住む49歳の女性がかかった尿路感染症は、「悪夢のような細菌」に最終的に投与される抗生物質コリスチンでも制御できなかったという。女性には発症前5カ月の旅行歴もなかった。

このスーパー耐性菌は、米国微生物学会の医学誌に掲載されたウォルター・リード陸軍病院の研究結果の中で報告された。それによると、プラスミドと呼ばれるDNAの小片を媒介して、コリスチンへの耐性を示す「MCR-1」遺伝子が取り込まれたという。

研究チームは「我々の知る限り、MCR-1が米国で見つかった最初の例だ」とし、「真に幅広い薬剤耐性菌の登場を告げるものだ」と指摘した。

ハーバード大医学大学院の上級講師である微生物学者のゲール・キャッセル博士は「適切に抑制されなければ、病院のような環境でもすぐに広がる可能性がある」と指摘。ただ、ペンシルバニア州の患者がどのように感染し、コリスチン耐性菌が米国や世界でどのくらい存在するかを調べなければ、拡散するスピードはわからないと述べた。