子どもの三大夏風邪(手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱)の一つ、
「プール熱(咽頭結膜熱)」が首都圏を中心に感染が拡大しています。
東京都においては「過去10年で最も高い値」となっており、自治体が注意を呼び掛けています。

「プール熱(咽頭結膜熱)」は、
塩素管理がきちんとできていないプールなどで、感染が拡大することから「プール熱」と呼ばれています。

主な感染経路は、接触感染と飛沫感染です。
プールだけでなく、タオルの共有なども感染源になるので、注意しましょう。

例年6月ごろから感染が増えはじめ、7月~8月頃にピークを迎え、10月ごろまで流行が続くのが特徴です。

原因となる「アデノウイルス」は、便からも排出されるため、
看病する大人が媒介となるケースもあります。
また、免疫や抵抗力が落ちている高齢者などが感染すると、呼吸障害など重篤な症状を引き起こす場合がありますので、より一層の注意が必要です。

予防対策は、手洗いのほか、タオルなどの共有を避ける、という手段が有効です。

首都圏でプール熱猛威、東京は過去10年最多 – 警報レベルの地域続出

首都圏で、のどの炎症や結膜炎などの症状が出る咽頭結膜熱(プール熱)が猛威を振るっている。5日から11日までの週の患者報告数は、東京など4都県で軒並み増加し、警報レベルの地域が続出している。東京都は「過去10年で最も高い値」と指摘。患者が増加傾向の自治体は、手洗いの徹底やタオルの共有を避けるといった感染予防の徹底を求めている。【新井哉】

東京など4都県がまとめた5日から11日までの週の小児科定点医療機関当たりの患者報告数は、埼玉で前週比11%増の1.28人、東京で6%増の1.16人、千葉で6%増の1.02人、神奈川で27%増の0.85人となった。

埼玉県では、秩父を除く全保健所管内から患者の報告があり、県内16保健所のうち10保健所管内で前週の報告数を上回った。春日部(2.67人)、越谷市(2.25人)、朝霞(1.93人)の保健所管内で多く、同県は「報告数は3週連続で増加し、過去4年で最も多い」としている。

東京都の患者報告数は5週連続で増えた。中野区と荒川区(共に4.0人)、台東(3.0人)の保健所管内で警報基準値(3.0人)に達しており、都は今後も増加する可能性があると指摘。神奈川県も「鎌倉保健福祉事務所三崎センター管内(4.5人)で警報レベルを超えた」としている。

6週連続で増えた千葉県では、習志野(2.9人)や柏市(2.11人)の保健所管内で多かった。

咽頭結膜熱は、アデノウイルスによる急性ウイルス性感染症で、のどの炎症や発熱、結膜炎の症状が出る。プールでの感染も多いことから「プール熱」とも呼ばれ、主に夏場に流行する。感染経路は主に接触感染や飛沫感染だが、タオルやドアの取っ手、エレベーターのボタンなど患者が触れたものを介してうつり、保育園、幼稚園、小学校などで小児の集団発生も少なくない。

Yahooニュース(医療介護CBニュース)/2017年6月16日(金)