中央大学ラグビー部が部員の麻疹罹患のため、関東大会を辞退したと発表がありました。
中央大学では3月末にラグビー部部員の麻疹罹患が確認され、保健所の指導のもと感染拡大防止に向けて対策をしてきましたが、4月中旬に新たに部員の罹患が確認され、他校・自校の選手、関係者への感染拡大を考慮し、関東大学春季大会の全試合の出場を辞退しました。
部員は5月8日まで大学への入校も禁止、部活動の活動も制限されています。
麻疹の罹患は「感染」から大きく4つ期間に分類できます。
1)潜伏期
感染から9~12日以内。感染しても症状がない状態。
2)カタル期
3~5日間。発熱などの症状が出る時期。
3)発疹期
4~5日間。発疹が出る。この時期に一度下がった高熱が再度出る。
4)回復期
3日間。この時期も二次感染リスクあり。
感染が拡大しないと言えるのは、
感染してから、潜伏期間も含めて3週間以上(約24日)が必要です。
中央大学ラグビー部の場合、
3月末に一人目の感染が確認されてから、4月中旬に2人目が確認されています。
麻疹は、感染が報告されたあと、しばらくの間、感染リスク(感染しているかもしれない時期)があります。
罹患者と接触したり、同じ空間にいた場合は、感染リスクがありますので、
人混みへの外出や公共交通機関の利用は避けてください。
麻疹は感染力が非常に強い感染症です。
しっかりとした知識をもって、冷静に行動しましょう!!
中大が関東大学春季大会を辞退…はしかの流行が原因
関東ラグビー協会は5日、中大が関東大学春季大会を辞退したと発表した。
中大から関東協会への報告によると、辞退ははしかの流行が原因。同大の部員が3月末にはしかにかかり、保健所の指導の下、感染の拡大、防止に努めたという。
しかし、4月中旬に新たに罹患(りかん)している部員が判明し、今月8日まで大学の入校禁止、部活動の活動制限を余儀なくされた。選手の健康、安全を優先し、全試合出場辞退となった。
これにより、中大は全試合とも不戦敗(勝ち点0)となり、相手校は不戦勝(勝ち点5)となる。
(参照:Yahooニュース(日刊スポーツ)/2017年5月5日)