ウイルス性胃腸炎の一つである、ロタウイルスが猛威を振るっています。
国立感染症研究所によると、2013年の観測以来、感染報告数が最多になったとのことです。
都道府県別では、群馬県が最も多く、次いで香川県、福井県、岡山県となっております。
ロタウイルスは、乳幼児のほとんどが罹患する感染症で、4~5歳までに感染すると言われています。6か月から2歳ぐらいの感染は重症化するリスクがあり注意が必要です。
感染経路は、接触感染、飛沫感染と言われており、幼稚園・保育園などで感染が広がりやすいため、中でも間接的な接触感染は注意が必要です。
吐しゃ物の処理方法を適切に行うことはもちろんのこと、罹患者の隔離、衛生環境を清潔に保つ、など園内での対応策が重要です。
ロタウイルス患者数 過去最多に
乳幼児を中心に急性の胃腸炎を引き起こす「ロタウイルス」の感染が広がっていて、最新の1週間の患者数が過去最多になったことがわかりました。
「ロタウイルス」による急性の胃腸炎は乳幼児がかかりやすい病気で、下痢や嘔吐、腹痛などを伴い、症状がひどくなると入院が必要になることもあります。
国立感染症研究所によりますと、先月23日までの1週間に全国の医療機関から報告された患者の数は1医療機関あたり0.84人で、4週連続で増加しました。1週間の患者の数としては、調査を始めた2013年以降で、最も多くなっています。都道府県別では、群馬県が最も多く、次いで香川県、福井県、岡山県の順でした。
厚生労働省は、手洗いなどを徹底して感染を予防するよう呼びかけています。
(参照:Yahooニュース(JNN)/2017年5月2日)